事実と解釈のぶつかり合い。
研究室でのもめごとに巻き込まれて早一年。
とうとう明るみになろうとしている。
証拠として提示できるものはないものの、事実を話すことはできる。しかし、そこにそれぞれの解釈がまじると途端に泥仕合となる。
昨日外部の先生に一応の事実を話した。自分が研究室に所属してからの話等。今まで定まるべきでない場所に留まっていたものが、すっきりと定位置に落ち着き始めた感はある。(解決はしていないけれど)
自分の感情をこめず、理屈で言葉にしたつもりだが伝わっただろうか。心配だ。
そのもめごとに関しては、自分はあと少しで卒業するものだと考えているので、対岸の火事として眺めていた。
しかし、最近になって先輩から「長澤も被害者だよ」といわれハッとして、思い返してみると確かになぜか自分が悪者のようになっているのに気づく。
自分も知らず知らずのうちに渦中の出来事に飲み込まれてしまっていたのだ。
淡々と降り続ける白い雪のように、この問題も真っ白にならないだろうか。そう思わない日はない。
ただ、この件をどう対処するのが正解なのか本当にわからない。
今日話は伝えたから、あとはどんなことになるのか状況を見守ろう。
とにかく、いま自分ができることはした。
あとは修論をしっかり書いて、2月10日の発表に備えるのみだ。