地方理系大学院生の雑記

地方国立大の理系院生です。思ったことを書きます

永久の未完成、これ完成である。

大学院生になって、早半年。

授業自体は学部より少ないものの前期は発表の授業が多い為、なかなか別のことをする時間が取れなかった。これはいい訳かな。

その前期が終わった今、夜風に当たりながら一服していると考えることがある。

大学院で一体自分は何を学び、何をするべきか、また将来の自分はどうありたいか を延々と考えを巡らせていた。考えれば考えるだけ、もやもやがたまり、まるで霧の中に立たされているようになる。

そんな中、先日東北大の院に進学した同期とお酒を飲む機会があり、思い切ってこのテーマについて議論というか相談をしてみた。

彼はにこやかにこう答えた。「俺はやりたいことをやっているって感じ。ただその中でも新たなコミュニティーに飛び込んで、色んな経験をしたい。」

それを聞いた時、共感という名の衝撃が走り、霧が晴れうっすらと道が見えてきたように感じた。院では自分がやりたいこと、経験したいと考えたことを大切にして、素直に突き詰めればいいんだということを。

何が正しくて、不正解かは後になってみないと分からない。今でも将来についてものすごく悩む時がある。ただ、悩んだとしても今を目標をもって行動し、そうして経験したことで自分は成長するんだと言い聞かせている。

 

宮沢賢治の言葉で感銘を受けたものがある。

「永久の未完成、これ完成である」

大学院で何を学び、どう生かすかについて、完全な答えはないし人それぞれ違うことを言うだろう。

 

常に追い求め考え続け、そして行動し続ける。言葉にあるように、永久の未完成があるべき姿であり、目指さなくてはならない。

これを胸に、後期も頑張ろうと奮起した。